静岡で地震があったみたいですが、皆様大丈夫ですか?くれぐれもお気をつけくださいませ。こちらで、地震速報のニュースを見るとドキッとします。
今日は私事ですが、記念日でした。
義理の母に言われるまで忘れていましたが、イギリスで親族だけのパーティをしたときから6年です。
Rojerパパ。ジョンに似ていますか?
生みの親と育ての親を同じ席に、というのをジョンは非常に悩んでいて、最終的に直前まで渋ってキプロスの父Rojerを呼びました。彼の喜びようといったら!
その反対で、育ての父Johnは式の間、外に出たり別室に行ったり。自分がここにいるべきではないと。ジョンと私の姿を見て、最初に涙を流したのはJohnでした。ジョンの妹は外で人知れず泣いていたJohnにいち早く気づき、一喝してこう言ったそうです。
<日本から、大事なお客様がきているのに、立派にホストを務めてくれないと困る!Johnが一番堂々としてくれないと困る!>
Johnも離婚をしています。33年、自分の娘たちに会っていません。この先も会えないそうです。だから、涙の理由は<うれし泣き>だと。
実父を呼んで、心から良かったと思っています。私が実父に会えたのはこのときが最初で最後でした。
ジョンは幼くして出て行った実父を、どう思っていたのか?(未だに義母は離婚の話になると涙が出ます)このときは、ジョンも妹も、実父をよくは思っていなかったと思います。クリスマスも誕生日も連絡のこなかった父。養育費をもらえなかったシングルマザーだった義母。今の育ての父との愛情だけあったという4人の生活。
<時、既に遅し>ですが、実父の葬儀で、彼のジョンと妹への深い愛を知りました。葬儀では泣かなかったジョンは、実父の友人たちからその話を聞いて、泣き崩れました。キプロスの小さな村人全員、私とジョンのことをとても詳しく知っていたので。
今はジョンのご実家にお世話になっているので、よく彼の家族の話をして、昔のアルバムを開いています。
私は今、こうしてイギリスの家族にとても大切にしてもらって、元気で安全に暮らしていけることに感謝しています。そして、今週ジョンが帰ってきてまたここで4人でワイワイやれるのを心待ちにしています。
皆様の日々も、素晴らしいものでありますように。